《MUMEI》

「それで私に用って何?」

私の問いかけに聡志は言いにくそうに、


「あ…いや、えーと…実は頼みがあって…」


と、なかなかハッキリ言おうとしない。


「男らしくないわね。ここまで来たんだからハッキリ言いなさいよ!!」


私が多少イライラしながら言うと、


「エリカとやり直せるように協力して欲しい!!」


と、聡志は頭を下げた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫