《MUMEI》

「そ、草加さん?」


「……」返事がない。
草加さんは 屍のようだ。じゃなくて〜


「だ、大丈夫ですか?」


「あ、どこか 痛いのか?」
虚ろな目で 頭を擦られた 委員長。


「草加さん、どうしたんですか?まさか、ぴよが…?」


草加さんが ピクリとした。


…あ、やっぱり ぴよ に 何か あったんだ。

「い、委員長。ぴよが昨夜 冷たくなってたんだ。」


「え、冷たく…草加さん。それって…。」


肩をガックリ 落として 項垂れる 草加さん。


…ああ〜どうしたら いいんだ。一番近くにいた ぴよを 失った草加さん。僕らに 出来る事は……。


そうだ、クラスの決まり。今こそ、皆で…。

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