《MUMEI》 夜。 この日は金曜日。 連休前に新任の先生たちの歓迎会が行われることになっていた。 当然。 出席する安本。 歓迎会は8時から。 練習は7時頃に終わっていた為、歓迎会まで時間はなかった。 少し遠めの居酒屋で行われる歓迎会。 30分ほどかけて居酒屋へ。 (酒強くないんだよな〜) 大学でも飲まされてたけど、どうしても強くなれなかった。 これは体質のせいだろうか? ようやく本格的に始まった授業は、割りと楽しい。 まだ慣れないが。 しかし、部活はつまらない。 昔から縁がなかったせいか、スポーツには興味が持てない。 新任ってことで断れずに引き受けただけだし。 「安本先生こっちこっち!!」 あ〜、 おっさんと飲むのとかマジ嫌だわ。 教育論とか語り出したらどうしよ? そんな心配をしながら、席に着く。 「何にします?」 「あ、じゃあビールで…」 まぁ… 酒で疲れを癒すか。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |