|
《MUMEI》 ボール鬼。 四角パス。 キーパー練。 下から2、1。 ポジションシュート。 そして、3対3。 この前のビデオ効果だろうか？ 下手くそながらも、3対3でのパス回しやディフェンスの連携が良くなってる。 少しだけ希望が出てきたな… 後は秘密兵器がどこまで完成してるかだ。 ｢よし!!じゃあ外行くぞ!!｣ ｢は〜い。｣ さて、ランニングだ。 今日も翔太は来てない。 ここんとこずっと仕事が忙しいらしい。 疲れて寝てるんだろう。 心配してメールしたら、 『今週は異常に忙しくて…』 とだけ返信が来た。 やっばり働いてるやつってのは大変なんだろう。 前からバイトしてた職場とはいえ、社員になったら任される仕事も増えるんだろうし… ｢よし。じゃあ今日も僕走るから。｣ ｢え〜!?｣ ｢はい!!スタート!!｣ ｢ちょ!!ずりぃ!!｣ ちょっとフライングしてスタート。 椎名がずっと付いてきていたが、最後のダッシュで突き放す。 ｢ゴ〜ル!!いっちば〜ん!!｣ 今日も僕が一位だ。 ｢黒田くん。｣ 安本が話しかけてきた。 ｢はい？｣ ｢19分47秒だったよ。｣ やればできるじゃん先生。 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |