《MUMEI》

◆◇◆

「‥‥‥‥‥?」

 いつの間にか、雪兎と琥鬼も傍らに来ていた。

 風牙と並びしんみりとした様子で六花に見入っている。

 もぞもぞと懐から黒手毬が顔を出し、ぴょこん、と雪の中に飛び出した。

楽しげに跳ね回り、地に降り積もった雪を舞い上がらせる。

 それを見ていた三匹も、黒手毬につられて雪遊びを始めた。

◆◇◆

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