《MUMEI》
お詫び
「鶴野さん、迷惑掛けましたね。私からも お詫び 致します。」

不運の女神が 頭を下げる。


「いえ、そんな…」
女神様に 頭を下げられたら、申し訳無い。

「私からも お詫び 致します。」

幸運の女神様まで…。勘弁して下さい。


って、貧ちゃんは お詫びなしかい?


チラリと 貧乏神の方を見る。


…バチッバチバチ!!戦闘モード全開って、おい!!


「ふ〜。ま、いっか。」


何だかんだで 俺ん家が 賑やかだったのって 初めてだし…。


なんか 家族って 良いもんだな〜(貧乏神は継がないけど)


貧乏神の娘 哀ちゃんに 感謝だな。


と 肝心の哀ちゃんは?


泣いてる、なんで?


「哀ちゃん?」


「鶴野さん 短い間だったけど 楽しかったです。ありがとうございました。」


「は?なんで?そうなるの?」

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