《MUMEI》 大切な人居るか?「凜〜、オレ 凜の背中 洗う〜!」 「おっ そっか?んじゃ 頼むな。」 カイルは 嬉しそうに スポンジを 手に持ち 俺の 背中を 擦った。 …くすぐったい。 俺は 笑いながら カイルに 話かけた。 「なあ、カイル〜、何時も 煌と 二人なのか?両親は?」 「母は死んだ。父は…何時も居ない。」 カイルの、声のトーンが 下がった。 …ヤバッ、聞いちゃいけなかったか? 「まあ、煌が いるから いいよな。」 「煌は、借り者なんだ。いつか 帰さなくちゃならない。煌の大切な人の元へ…。」 「??」 「だから オレは オレだけの 大切な人を 捜してるんだ。」 「ふ〜ん、そっか。」 「なあ、凜? お前は 大切な人は いるのか?」 「う〜ん、今のところは 居ないかな。 「そうか!」 何故か カイルは 嬉しそうな声を出した。 「??」 「おわっ、カイル ちょっ 待て。前は自分で 洗うよ〜。」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |