《MUMEI》
オヤスミのキス
「凜〜、お休みのキスして〜!」


「はい?」


「煌は 何時も してくれるぞ!」


暫く 考えたら、そうか、オデコかホッペだな(笑)六歳児だもん。

「おし、よく眠れるように…チュッ」


カイルの 薔薇色のホッペに キスをした。


「お返しに オレからのキスするぞ!」


「ははっ、いいよ。」

「ここに 座って、目を閉じるのだ!」


可愛いなぁ〜と思いながら 目を閉じた。


ホッペに キスされるのを 待った。

次の瞬間〜思わず目を開けた。


「ん?…んっ…。」


俺の唇は カイルの唇で 塞がれた。


…なんだ、これ〜電流が 走ったみたいだ。
か、快感〜。


…バシッバシッ!!
突然 カイルの身体から 光りが 走った。


…な、なんだ?


そして 今 目の前に いる カイルは…


俺より 背が高く、肩幅も体つきも 逞しい 青年であった。


顔は 幼さが消え、綺麗さに 磨きがかかっていた。


「カ、カイル?だよな。」


彼は ニッ と笑い 「そうだ。」と言った。

そして 煌を 呼んだ。

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