《MUMEI》

突然の拒絶反応に、呆気にとられるドラミ――…。



しずかは、ドラミに家までついて来られる事を拒んだ。


その言動は、しずかの優しさに何か“裏”があることを匂わせる――…。



ドラミの心中で、しずかを信じたい気持ちが音を立てて崩れ去り、灰色の虚しさだけがこみ上げてきた――…。



――…しずかさんまで…


…信じることが出来ないなんて……。



俄かに曇るドラミの表情を読んだのか、しずかはしどろもどろに釈明する…。


「ご……ごめんなさい……いま、家にお友達が来ていて…。

…また今度、遊びに来てね。(笑)」

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