《MUMEI》
大切な人
「煌、この者だ、凜がオレの 大切な人だったぞ!」


「はい、おめでとうございます、カイル様。」
煌は 深々と 頭を下げた。


「やっと 見つかりましたね。」


「占いオババ の言った通りだったな。」


二人は 俺の事を 忘れて 話込んでる。


…この隙に 帰らせて貰おう…


そっ と ドアに 近づいた時〜


「凜、何処に 行くのだ?」


後ろから カイルに 抱き締められた。


「ヒャッ〜!」
耳に 息を吹き掛けられて…力が抜ける。


「凜は もうオレの者だからな。離さないぞ!」
カイルは 俺に 囁いた。


「ちょ、ちょっと 待てよ。二人は 何者だよ。カイル なんで デカくなってんだよ、変だろ?お前。説明位 しろよ。」


「そうですね、凜くん 貴方の 言う通りですよ。すみません、事を急ぎ過ぎました。」


煌が 謝った。


では お話しましょう。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫