《MUMEI》
覗き見
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夕陽を浴びながら、カラスの群れが飛び去ってゆく…。



いつしか辺りは暗くなり始めていた――…。



しずかと別れた後、ドラミは近くの空き地に積まれた土管の上に腰掛ける。


そして、四次元ポケットからスパイ衛星キットのモニターを取り出し、スイッチを入れた。



「えーっと……まず、出来杉さんは――…」


ドラミは最初に、出来杉を監視する衛星から送られてくる映像を確認しようとするが――…



―――…ザザザ…ガガガガ…!


「あれ……!?

…おかしいわね?……何も写らないわ…。

…故障かしら…?」

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