《MUMEI》

雨が顔に当たるなか、塁羅なそのままの体勢のまま動かなくなった。


すると塁羅の1つに束ねていた髪のゴムが溶け、無くなってしまった。


髪は風も吹いていないのに靡いていた。


銀色の髪に少し赤い髪が混じっている長い髪は、靡きながら広がっていった。


すると髪は、なぞるように銀色から灼熱色に変わった。


塁羅の体からは、赤紫色の魔法の光が漏れ出していた。


それはだんだん増えていった。

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