《MUMEI》
悪魔の処置
「では、君に 処置を して貰おうかな?君は優秀な脳外科医 だったな。」


若いスタッフは ゲルド長官の 指示した処置を 聞いて 震えた。

「僕には 出来ません。そんな…」


「ふむ、そうかね?仕方無いね。あ、そうそう 君は奥さんと 五歳になる娘がいたね。たしか サーベル地区に 住んでいたね(笑)」


「…ま、待って下さい。わ、分かりました。処置します。」


「よろしい、頼んだよ。」

ゲルド長官は 満足げに 笑った。


若いスタッフは 吐き気を 感じながら 重い足取りで 出て言った。


ゲルド長官は
「例の者を 此処へ 連れてこい!」

と手下を呼んだ。


暫くして、手下が 連れて来た者は…


「やあ、ノラ!よく来たね。やっと 君の出番だよ。」


金髪に緑の目を持った14歳の少女 ノラ博士 だった。

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