《MUMEI》 スネオは、そのクーラーボックスの前に立つと、恐る恐る蓋を開けた…。 ――…すると… *「うわぁ!もうこんなに減ってるよぉ!」 …直ぐにスネオの狼狽の声が聞こえた。 スパイ衛星は、クーラーボックスの中を撮影する。 ――…そこには…… ボックスの半分くらいの高さまで、ビッシリと林檎が詰め込まれていた。 今しがたスネオが『減ってる』と嘆いていたので、過去にはもっと大量に入れられていたことが窺える――…。 前へ |次へ |
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