《MUMEI》 「やっと点が取れるようになってきたな…」 ようやく東明は点を取り始めたが、 赤高の攻撃を止める術ななく、 前半終了時のスコアは、 17対6。 差は大きく離れていた。 そしてハーフタイム。 コートでは次の試合の選手たちがアップを始めている。 しかし、それはまるで注目されていなかった。 「赤高…、やっぱ強いな。」 「俺たちの相手は赤高になりそうだな…」 試合を観戦していた千葉。 赤高がこのまま勝利することができれば、 次の相手は千葉たち海南だ。 「どうだ?未來?」 「まだ俺にはイマイチハンドの面白さがわかんないね。」 「そうか…」 「でも…」 「?」 「あいつらは面白そうだね。」 「そうか。」 … 「いい試合展開だね。」 「はい。」 「わかってると思うけど…」 「?」 「抜くなよ?」 「はい!!」 「それと…」 「はい?」 「楽しんでやってる?」 「はい!!」 「ピー!!」 後半が始まった。 前へ |次へ |
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