《MUMEI》

素早い展開から得点を重ねる赤高。


ゆっくりとだが点を取り始めた東明。


後半が始まり、15分。


実際。


この段階で試合は決まっていた。


27対11。


しかし、それでも東明が最後まで試合を諦めることはなかった。


そして…


「ピー!!」


試合終了の笛が鳴る。


スコアは、34対16。


審判の手が赤高を指す。


「ありがとうございました!!」


春の大会である市民大。


それは小さな大会である。


しかし、


「くそ!!くそ!!」


負けた悔しさに大きい大会も小さい大会も関係ないのかもしれない。


「イェ〜!!」


「ヒュ〜!!」


「お前ら最高!!」


赤城北高校。


初戦突破。





ちなみに。


クロが仕掛けたABCDE作戦。


A…あたりまえのことを、
B…ボーッとしないで、
C…ちゃんとやる。


D…できれば、
E…笑顔で。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫