《MUMEI》
進路【七希】
俺は、高3。進路を考えないといけない時期がどんどん近づいて来る。
でも、未だにしたい事がなかった。

叶依と付き合い始めてから、数ヶ月経って初めて怒られたときしたい事が見つかった。
「なってもらわないと困るよ!! いつ呼び出されるか分かんないんだからさ。今呼び出されるかも知れないんだよ。」
って言われたとき、
(そうか、俺は叶依を支えるって決めたんだ。だったら俺も医師になってできる限り叶依を支えよう。)
って考えた。

俺の進路は、医大に進学して医師国家を受けること。
と言っても、俺の今の成績で医大受かれるのか??

この頃になってやっと真面目に授業を受け始めたばかりでテストの点数も、良い方では無い。

叶依に相談してみよう。

***
その日の学校の帰り道で相談した。
「叶依? 俺な進路なんだけど、医大に進もうと思っている。叶依を見てて思ったんだ。叶依を支えていくって。 でも、俺今成績やばいんだ。」
と言って、今日渡された成績表を叶依に見せた。
予想はしていたけど、見てすぐ引かれた。
「七希…やばいよこの成績。 でも、医大は入りたいんだよね?だったら、私が教えてあげる。今からでも成績取り戻せるよ!!」
本当のことを言ってくれて、良いことを言ってくれるところが叶依の良い所だと思う。
「本当のこと言ってくれてありがとな。 色々教えてくれ。じゃ無くて、教えてください。」
「うん。」
俺はこの後から猛勉強を始めたのは言うまでも無い。
2人の両親からは了解を得ているから、次の日の学校に支障がない限りでの勉強が許された。

勉強を始めて1ヵ月後、内申書に書かれるテストが行なわれた。
8教科3日間かけてテストをした。
午前だけでテストが終わる為午後からは2人で欠かさず勉強をした。

その結果。全教科が平均30点上がった。
これも叶依のおかげ。
やっぱり、叶依は頼りになる。

叶依も同じ日にテストをした。
結果は、やっぱり凄い!! 8教科とも80点以上。
俺はせいぜい70点以上で限界だった。

その日2人は俺の家に帰った。
「ただいま… って言っても誰もいねぇけど!!笑」
「笑 お邪魔します。」

俺のお父さんとお母さんも叶依の親と同じ病院で働いている。
姉貴は、叶依の兄貴と付き合っていて今は医大で勉強中。

俺もあと半年で卒業、それまでの間しっかりと成績を取り戻さないといけない。

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