《MUMEI》

何故かは分からないが、塁羅の目から涙が流れた。


「塁羅どうしたの?」


勳羅は、塁羅の涙を優しく拭いた。


「分からない…。でも男が泣き虫じゃかっこ悪いよね。」


「そんなことないよ泣きたい時に沢山泣いて良いんだよ。だって塁羅は―。」


コンコン、と扉を叩く音がした。


「はい、どうぞ。」


扉が開き、ラルン、紫吾、綺嘉が入ってきた。

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