《MUMEI》

ラルンは、食卓を運ぶ荷台にホットケーキ、ポット、ティーカップをのせて進んできた。


紫吾と綺嘉はその後ろに続いてやってきた。


塁羅は起き上がり、3人も見た。


「塁羅、体の調子は大丈夫か?こういう時の血っていつもと違う味になるんだよな。」


綺嘉は喋りながら、塁羅の首筋に近づいていった。


『病人の血なんか吸うな、タブレットでも飲んでろ。』


紫吾は綺嘉の頭に銃を当てながら言った。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫