《MUMEI》

「塁羅は小さい時から、風邪を引いたらホットケーキを食べると教えたら、作りたいと言ったので一緒に作ったんです。

もちろん、その蜂蜜レモンティーも手作りですよ。」


塁羅は隣に座っている紫吾と綺嘉を交互に見た。


2人とも恥ずかしそうに少し頬を染め、塁羅と目を合わせないようにしていた。


「2人とも甘党なのに、料理はあんまりうまくないんですね。」


塁羅はナイフとフォークで、小さくカットしながら言った。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫