《MUMEI》

「とても美味しいです、本当に美味しいです。」


綺嘉はとても嬉しそうな顔をした。


紫吾は内心ほっとしたのか、安心した顔をしていた。


「でもどうして、作りたいと思ったんですか?」


『塁羅には、お菓子とか色々な物作ってもらっているからな。』


「俺たちの料理も食べてもらいたかったんだよ。」

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