《MUMEI》

「塁羅、味が混じっちゃうよ。」


勳羅は塁羅の手首を持ち、濡れたタオルで塁羅の手を拭いて上げた。


でも塁羅はホットケーキをつつくのを止めようとはしなかった。


するとラルンが近づいて、ナイフとフォークを持ちホットケーキを小さくカットした。


フォークに小さくカットしたホットケーキを刺し、塁羅の口元に持ってきた。


塁羅はホットケーキをつつくのを止め、フォークに刺さっているホットケーキを見つめた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫