《MUMEI》

塁羅は勳羅のを真似し、小さく口を動かした。


「塁羅、美味しい?塁羅は甘いのが好きなのかな?」


口の中が空っぽになったのか、塁羅はまた小さな口を開けた。


ラルンと勳羅は、お互い顔を合わせ、微笑みあった。


ラルンは小さくカットした、ホットケーキを塁羅の口の中に入れた。


塁羅は噛み、口を開け、また噛みの繰り返しをホットケーキが無くなるまでやった。

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