《MUMEI》

「勳羅?勳羅!?」


「あっ、ごめん塁羅何?」


勳羅は今の塁羅の声により、我に帰った。


「何ぼーっとしてるのさ。」


「ちょっと昔のことね。」


「勳羅さんって小さい頃どんな感じだったんですかい?」


「うーん、扱いにくい子だったんじゃないかな。」


勳羅はあっさり、真顔で言った。

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