《MUMEI》 「そうですか、すみません。時間は大丈夫ですか?」 『あぁ大丈夫だ。それよりそんなことは気にしなくていい、早く風邪治せよ。』 「血が欲しいけど我慢だ。」 綺嘉は自分に言い聞かせるように言い、塁羅はクスリと笑った。 『じゃあ行くわ。』 「じゃあ塁羅。」 塁羅は軽く手を振り、紫吾と綺嘉は部屋から出て行った。 塁羅は布団を深く被り、目を瞑り寝入った。 前へ |次へ |
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