《MUMEI》

何故か、しずかを巡るスパイ衛星からの通信が途絶えたのだ。



「あれ!?また故障かしら?」


ドラミはモニターを叩いてみるも、砂嵐の映像が続くだけだった。



「それにしてもいったい、あのうめき声は誰なのかしら…?

…どっかで聞いたことがある声なんだけど………。」


首を傾げるドラミ…



「そーいえば、衛星はもう1台残ってたわね…。」


ドラミは、スネオを見張っているスパイ衛星の映像に切り替えるが――…



――…ザザーッ!…ガガガガガ…!


そちらの衛星も同じ状態だった。

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