《MUMEI》
階段
≪タッ‥タッ‥タッ≫

姫路は

アタシを

おんぶしたまま

階段を

下ってる。

アタシの

言う事なんか

これっぽっちも

聞きゃしない。

「だ・か・ら・何回言わせんだよ」

「ぇ‥?」

「自分で歩けるっつってんだろ‥///!?」

「だって、ユーリ怪我してるから‥///」

「な‥」

いきなり

呼び捨てかよ‥///

「オマエどんだけ‥」

「ボクの事も、ルイって呼んで?」

「はぁ‥!?」

「ダメ‥///?」

≪ドクン≫

コイツの

振り向いた顔が‥

甘える子猫みたいに

メチャメチャ

可愛く見えた‥。

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