《MUMEI》 真夜の片思い…そして、1週間の始まりは〜 「月曜日のゲはゲロのゲ〜〜♪」 「いっくん、ったら やな歌。」 親友の真夜ちゃんが笑う。 「真夜(まや)ちゃん位、勉強出来たら、学校も楽しいでしょう。」 「そんなあ〜」 「あたしって、なかなか友達出来ないでしょう……いっくんは、誰とでも直ぐに話せて、羨ましいわ。」 「は、そんなもんデスカ…。」 「そ〜よ。」 真夜ちゃんが、頷く。 …☆…☆…☆…☆…☆ …学校で見る、川中島くんは、そりゃ〜お堅い優等生。 …ふっふっ…ホントはカッコイーのダ。あたしだけが、知っている。 一人で 優越感に浸るあたし。 ピロリロリン… あ、真夜ちゃんから、メールだ。 《親愛なるいっくん》ねぇ、ど〜したら良いと思う?3年の人に告白されたの。勇敢な いっくん。断り方教えて〜。だって片思いだけど 好きな人がいるんですもの。 「ほえっ?」 《真夜ちゃん》 だ、誰じゃ?どいつじゃ、吐け〜コノ!親友ではないか。君の片思いの相手は? もしかして…あたし(ポッ) 「あ〜なんとゆ〜か。」苦笑する真夜ちゃん 前へ |次へ |
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