《MUMEI》 煌の笑顔「何が あったんです?」 俺は さっきの出来事を説明した。 「それで カイル様は?」 俺は 首を振った。 「は〜、私はカイル様を捜しますから、凛くん、ここで お待ち下さいね。」 「え…俺、帰っちゃダメですか?」 「話が有りますから…」 煌さんは 指をパチンと鳴らせた。 すると〜俺の身体は 椅子に吸い寄せられ 座らせられた。 花瓶の薔薇の茎が伸び、紐のように 俺と椅子をグルグル巻きにした。 煌さんは キラキラスマイルで、逃げないように…と 笑った。 …煌さん、俺は プリンセステンコウじゃ ありませんから…。 一つ分かった事、煌さんの笑顔は 危険だ。 煌さんは カイルを 捜す為 居なくなった。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |