《MUMEI》
不能
忍は普通よりかなり小さい俺の性器を見つめて質問してきた。


俺の性器は、毛が無いせいか、高校生というより小学生のようだった。


背中の刺青に加え、体毛がなく、小学生のような性器を持つ俺は、皆と同じようにトイレに行く事も、水着に着替える事も出来なかった。


しかし、普通は恥じるべきこの体質を、俺は誇りに思っていた。


『可愛い祐也』


旦那様は、俺がこういう体質だからこそ…


「祐也。聞いてるのか?」

「聞いてる。あれから、使いモノにならないし、人前で使えるモノじゃないだろ、これは」


俺の体は、旦那様以外には反応しないように育てられていた。


実際、忍に凝視されても、そこは全く反応していなかった。


「本当か?」


(しょうがね〜な)


俺は忍の目の前で自分で性器を握り、数回擦ってから手を離した。


「ほら。…つーかお前が反応すんなよ」


俺は忍の股間を指差した。

全く変化の無い俺と違い、忍は、ズボンの上からでもわかるくらい反応していた。


「お前とヤル気は無いんだからな」


「わかってる。服を着ろ」

俺が服を着ている間に、忍はトイレで自分の性的処理を済ませた。

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