《MUMEI》 心 乱されて薔薇の茎に、グルクル巻きにされて、俺は、暫く放置された。 頭の中で…カイルの悲しい顔や、言葉が 浮かんでは 消えていた。 …俺は、カイルの事、嫌いじゃない。けど〜怖かったんだ、あの瞳に見つめられると、自分じゃなくなっちまうみたいで…。 俺は、ど〜したらいいんだ?たいせつな人って、なんなんだ? 今日会ったばかりの奴に、なんで心乱されちまうんだよ〜それも、男で〜魔界の王子だぜ。大丈夫か、俺。 「は〜〜〜。」 俺は 深い溜め息をついた。 「凛くん、お待たせしました。」 煌さんが 戻ってきた。 前へ |次へ |
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