《MUMEI》 解けた封印「カイト?カイト?あなたは、カイトだよ。騙されちゃダメ。」 ラビは必死に 叫んだが…無駄だった。 少女は、ゆっくりと…呟いた、その言葉を… 「ユウ、※δαθθβγδ※!」 ドクン…ドクン… うずくまっていたカイトが、ユラリと立ち上がった。 静かに 顔を上げた。その瞳は…金色に妖しく輝いていた。 「ママ?どこ?」 カイトは、少女を見た。少女は、両手を広げて〜「ママは、ここよ。」と言った。 次の瞬間〜カイトの手のひらから、衝撃波が出て、少女を弾き飛ばした。 カイトの力は、暴走を始めようとしていた。 「カイト〜!」 ラビは、駆け寄り、カイトを抱き締め、羽を広げて、自分とカイトを包み込んだ。 羽は球体になり、鋼のシェルターになった。 球体の中では、カイトの体から、光が放出され、抑えきれなくなっていた。 「カイト、ごめんね。」 ラビは、カイトにキスをした。唇からラビの力を流した。 カイトは、意識を失った。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |