《MUMEI》

「親父、俺〜、彼女と待ち合わせしてて、行くわ。ごめん。」


「待て、重太郎。てめぇ、まだクリスマスやらに…」


親父の言葉を遮って〜「違う、あいつの誕生日なんだ!今日は、だから〜」


「なんだと?てめぇ、なんで それを早く言わねぇ〜。惚れた女の誕生日は 祝わねぇとな、俺もか〜ちゃんのは、忘れた事ね〜ぞ!」


「は…?なんじゃそりゃ?」


「早く行きやがれ!」

ふざけんなよ、親父〜(泣)


側にいた、お袋が〜、あたしゃ〜祝ってもらった記憶ないけどね〜と苦笑いしてた。


俺は、南との待ち合わせ場所に走った。


2時間18分の遅刻。携帯を持ってなくて、連絡もなし状態。


振られて当然だ。せめて、謝らなければ…

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫