《MUMEI》 キスの力「俺は…。」 「なぜ、カイルの大切な人が、俺だって言えるんだ?」 「一時的にせよ、呪いが 解けました。それが証拠です。」 「カイル様に、唇より力を与えたる者、大切な人なり〜占いオババの予言です。」 「…って、キス…」 「はい、そうです。」煌さんは 頷いた。 は〜、俺かよ。なんで…俺。 「今直ぐ、とは言いませんが、考えて見てください。」 「まあ…な。」 俺は、返事した。 煌さんは、頷いた。 「あの…カイルに、会いに行っていいかな?」 俺は、傷付けた事を、謝りたかった。 「どうぞ。」 煌さんに、案内されて、部屋へ入った。 部屋の中央にある、広いベッドに、カイルは寝ていた。 前へ |次へ |
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