《MUMEI》
ある計画
…そして、昨日までの あたしに、アカンベーを贈る。


そう、あたしは 変化ある人生を、愛する人なのだ。


「いっくん、自分にアカンベなんか してないで、早く学校へ いきなサイ。」


「は〜い。」


ガラッ〜 教室に入る。「おっはよ。」


あ…黒板に相合傘(笑)真夜ちゃんと川中島くんの…。


「目ざとい奴も いるもんだ。」


辛くないって言えば、嘘だけど…


黒板消しで、相合傘を消す、あたし。
「あ〜何すんだよ、永嶋。」


「黙りな!!」


「もう、中学生なんだから、こんなガキっぽい事、やめよ〜よ。」

「二人は〜まだか?」教室内を 見渡す。


…真夜ちゃんに、返す勇気は、ホントなんだ。


「え〜ある計画を、ぶち立てたんだけど………乗る〜?」


「お〜乗る乗る。」
「へ〜何やんの?」

ワイワイ、ガヤガヤ、みんなが 騒ぐ。


「みんなも、好きだね。二人には内緒だよ。」

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