《MUMEI》
ゴルゴンの首
「うわ!!」…武がおののく!



――…シィーーッ……!


静かに!というドラミのジェスチャーに、武は叫び声を上げようとする口を両手で塞いだ。



武が爪づいた石は意外と大きく、どうやら人の形をしているようだった…。



「なんでこんなところに石像が……?」


ドラミは四次元ポケットから懐中電灯を取り出し、光を当てた――…。



――…すると……!


「きゃッ!!」「わあッ!!」


二人は腰を抜かして、その場に尻餅をついた…。



そこには、恐怖の色に引き攣る中年女性の顔があった!

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