《MUMEI》

ドラミは、側にいる武をチラリと見やった。



――…私がキラの立場なら……やはり、そうする…。


…間違いない……これは罠よ…。



…真っ先に利用されるのは武さんだわ…!



ドラミの表情が硬直した…!



武はドラミの心配を他所に、スネオの母親の像を恐る恐る確かめている――…。


そんな武に、ドラミは進言した。



「―――…武さん……。」


「ん?…なんだ…?」


「此所を出ましょう。」


「は!?…なんでだ…?」



武は眉をひそめて問い返した。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫