《MUMEI》

ドラミの不安が正しければ、次なるブリッドとして使われるのは間違いなくジャイアンだ――…。



「ここは危険なんです…。」


「そうはいくかよ!…ジャイ子は、この家のどこかに監禁されてるかもしれないんだろ…!?」


「お願い!…武さんの命に関わることなの!」



ドラミは真剣な眼差しで、武の説得を試みるが――…



「だったら尚更だ!そんな危険な場所から妹を助けるのは兄貴として当然だ!」



妹を助け出そうとする彼の意思は強く、頑として首を縦に振ろうとしなかった。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫