《MUMEI》 ドラミの不安が正しければ、次なるブリッドとして使われるのは間違いなくジャイアンだ――…。 「ここは危険なんです…。」 「そうはいくかよ!…ジャイ子は、この家のどこかに監禁されてるかもしれないんだろ…!?」 「お願い!…武さんの命に関わることなの!」 ドラミは真剣な眼差しで、武の説得を試みるが――… 「だったら尚更だ!そんな危険な場所から妹を助けるのは兄貴として当然だ!」 妹を助け出そうとする彼の意思は強く、頑として首を縦に振ろうとしなかった。 前へ |次へ |
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