《MUMEI》

「酷い!……なんでこんな事を…!?」


「それは、もうじき解るよ……。(笑)」


スネオは、せせら笑うと何やら時間を気にするように腕時計の針を見やった。



「スネオ!てめぇ…ギタギタにしてやる!」


武は腕捲りをしながらスネオににじり寄ってゆく…!



「…フン……ギタギタねぇ…(笑)

…やってみるかい?…ジャイアン…。」


スネオは、これまで主従関係にあった武を挑発するように嘲笑った。



そして――…


「…ほらよ!」


…何か長い棒のような物を武に投げてよこした。

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