《MUMEI》
長スカ、短スカ
少年は、朝はたまに練習があるらしく、朝が早いときがある。今年の夏、最後の試合になるのだろう。

学校のおわるのが早いと、やはり、友達と自宅前でおしゃべりしたりしていた。
近くには高校生も結構住んでいて、スカートが短くて、下着が見えそうな女の子や、腰パンとやらで、今にもズボンが脱げそうな男の子。茶髪は当たり前。
化粧も当たり前。

原付を制服で乗るのも当たり前。
免許取得も学校公認。

「私たちの頃は、ツッパリや、不良、ヤンキーの時代だよね。スカート長くて、パーマに、まろ眉、ボンタン、ドカン、短ラン、長ラン、そんな時代だったよね」
「だな、今は、スカート短いし、あれ、見えないのかね?」
「なんか、みえないらしいよ、下着の上にブルマみたいのはいてるらしいし、微妙に見えない長さみたい、なんかで、聞いたことあるよ」
「そうなんだ、あれじゃ、痴漢も、増えるよな、見てくれ触ってくれって、もんだよ」
「・・貴方、みたいの?」「そうじゃないけど、男なら、気にはなるなぁ」

主人との会話。
娘もそうなるのかなぁ?

少し心配になる。

これなら長スカの方がいいかも。
ふと、思う私だった。

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