《MUMEI》 ドラミの願いも虚しく、武は剣を無拍子の間合いから突き下ろした! ――…刹那…! 「イヤアアァ!!」 “電光丸”が“正宗”の太刀筋を払い、すれ違い様に武の胴にめり込んだ…! だが―――…… 真剣の勝負なら、武の身体は一刀両断に崩れているところだが、所詮、殺傷能力の無い玩具の刀では、僅かなダメージを負わせることも叶わない。 それに―――… 武は、デスノートによって自我を失い、もはやドラミを倒すことのみを目的とする機械になり下がっている…。 その身に痛みを感じることも、もはや有り得ないのかもしれない…。 ドラミの胴打ちに臆することなく、武は振り向き様に剣を振り抜いた…! 前へ |次へ |
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