《MUMEI》

―――…スパッ…!


名刀・正宗が、ドラミの肩の表皮を切り裂いた!



「くっ!!」


ドラミの顔が苦痛に歪む!


パックリと開いた傷口からは、ドラミの身体の中の機械部品が覗いていた。



尚も武は、ドラミを脳天から真っ二つに割断すべく、まるで斧でも扱うかのように真剣を振り上げた!


ドラミはその気迫に圧され、後ずさりするが――…



―――…ドンッ!…「うっ…!」


背後には壁がそびえ立ち、もはや逃げ場は無かった!

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