《MUMEI》

「お疲れ〜!!


クロ〜!!恭介〜!!


カッコ良かったね〜!!」


観客席に戻ったクロたち。


クロと恭介は応援に来てくれたクラスメートの席に来ていた。


「カッコ良かったって言うか、


今もカッコ良いいから。」


「あはは!!バ〜カ!!」


「さて…


じゃあ今のうちにメシ食っとくか。」


「そうだね。2時間後くらいには試合だし。」


「え〜!?あんな走った後にまた試合やって大丈夫なの!?」


「向こうも同じ条件だし。


正直僕たち準決勝まで敵という敵はいないんだよね。」


「へ〜、強いんだ!!」


「さっきの見ただろ?」


「うん!!凄かった〜!!」


「明日の方が面白いゲームになると思うよ。」


「てかクロ次の試合相手わかってる?」


「さっきトーナメント表見たよ!!


今試合やってるチームの勝った方とだろ?」


「そうそう。」


「問題ないよ。


どっちも2部だろ。」


「…俺たちも2部なんだぞ?」


「うん。でも僕たち


今年2部で優勝するチームなんだから2部には敵いないじゃん。」


「…すげ〜自信だなおぃ。」


「…このメンバーでやってりゃ自信もつくさ。」





クロの言葉通り…


海南クラブは二回戦も難なく勝利した。


海南クラブ。


準決勝へと進む。


準決勝の相手は…


「1部か…」


1部リーグ。
北農クラブだった。


準決勝は翌日。


4月16日に行われる。

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