《MUMEI》

自分の手だと思って差し延べたそれには、白いゴム毬のような物体がついているだけだった…。



「これは!…いったい……!?」


スネオは訳も判らず、自分の顔や身体を撫でてみる…。



すると、その手に伝わる感触は……



――…大きな口…。



――…ダンゴのような鼻…。



――…猫のようなヒゲ…。



そして………黄色い身体……。



「な!…なんで…!?」



スネオはパニックに陥った!

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