《MUMEI》

「!!!」


テンアが落ちそうになった瞬間、ユージがテンアの手首を掴んだ。


『テンア!大丈夫か!』


「ユージ…。」


テンアはもう一度、羽を生やして見たが、消えてしまった。


シンヤも手伝い、テンアをライハールの背中に乗せた。


「テンアちゃん、大丈夫?」


「あぁ…。」

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