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《MUMEI》 塁羅は胸の前で封筒を抱えた。 ｢何隠したんだ？｣ 綺嘉は楽しそうに塁羅が持っている封筒を、覗きながら聞いてくる。 ｢あ、これは…、大切なて、手紙なんです。｣ 塁羅は目を泳がせながら言った。 ｢そっか手紙か、ごめんな手紙とは思わなかったんだ。｣ ｢別に大丈夫ですよ。｣ ｢それにしても、デカい手紙だな。｣ 前へ |次へ |
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