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《MUMEI》 海南クラブの7メートルから、 試合が再開される。 ｢…誰打つ？｣ ｢…｣ 普段エースが7メートルを打っていた為、 誰がシュートを打つか話し合う。 ｢俺に打たせてください!!｣ 翔太が名乗り出る。 ｢いんじゃない？｣ 翔太の意見を尊重する選手たち。 しかし、 ｢お前はダメ。｣ クロは反対だった。 ｢何でですか!?｣ ｢興奮しすぎ。 そしてそれがバレバレ。 そういう選手は読まれる。｣ ｢…じゃあ誰が、｣ ｢僕が打つ。｣ ｢クロさんが!? でもクロさん7メートル…｣ ｢外したことないよ。｣ ｢打ったことないからでしょ!?｣ ｢そうとも言うね。｣ ｢いや!!やっぱここは俺が!!｣ ｢ダメ。僕が打つ。｣ ｢…｣ ｢いいんだ。クロに任せよう。｣ ｢不和さん!?｣ ｢考えがあるんだろ？｣ ｢…ま、そうすね。｣ ｢…｣ 結局… 7メートルを打つのはクロ。 (…考えなんてね〜よ。 ただ僕も同じ。 ああいうプレーは許せないな。 僕の手で取り返す。) ｢ピー!!｣ 審判の笛が鳴る。 前へ |次へ |
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