《MUMEI》 まっすぐ、まっすぐ部活が、おわると、奴は、夏海のバイト先に向かった。 終わる時間を見計らって、向かった。 いない いない 夏海は休んでいた。 なぜ? 夏海はほとんど、休まない人だったので心配になる。 自宅へ向かった。 夏海が休んだ理由。 引っ越しをわかってたから、越すまでの間、少しでも一緒にいたかった。 手紙をもらう日はわかってたから、前もって、休みをもらっていた。 奴は、そんなことも知らない。 知るわけない 「夏海、俺の手紙みて、休んでしまったのか?」 独り言のようにブツブツ言いながら、不安と切なさと、戸惑いをめぐらせて、夏海の家に、向かった。 まっすぐに、前をむいて。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |