《MUMEI》

まるで水道菅が破裂した様な、大量の粘液性液体が千切れた首から吹き出して、ベジータの首から下を緑色に染め上げていく。


いや、ベジータの顔も、結構な緑色だ。


ベジータ「息の根を止めてやったぜ、安心して食え!」


そう言ってベジータは、ちょっと恥ずかし気に、未だ緑の液体を噴き上げ出し続けるサイバイマンだった物を悟空に差し出した。


サイバイマン(死体)「――…」ピクビク


痙攣を続けるその体に、頭は無い…。


唯一食えず危険な部位である頭部をもぎ取ったのは、ベジータなりの優しさであった。

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