《MUMEI》
「ﾊｧ、ﾊｧ、はぁ、はぁ…はぁ」
「有り難う、すっげー嬉しい…」
すると長沢は俺を床に押し倒し、脚を広げ、俺に覆い被さった。
荒い呼吸のまま口元を手の甲で拭っていたら、その腕をやんわりと掴まれ、濡れた顎をそっと舐め取られた。

ずり落ちていたシャツを鎖骨まで捲られ弱い乳首に吸い付かれて…、長沢の頭にしがみつきながら堪えていると
「あぁ〜…、あ〜ん！」
長い指が躰の中に入ってきて、自分じゃ届かなかった前立腺にいきなり触れられてぎゅうぎゅう押されだした。

「ひっ…――はん、…んぅ〜……ン〜！！」
「すぐに大きくなるから待っててね、――
聖、随分自分でほぐしちゃったね、もう俺の事受け入れる準備出来てる…」

「はぁ〜…、も…、ぁ……はぁ…、そこ…、はぁぁ」
何言われたってもう躰熱い。早く…早く…
「ダメ〜！もう、みつぐ！みつぐっ！」

肩を手の平でバチバチ叩いたらクスクス笑いながらギュッと抱きしめられて、耳元に
「おまたせ」
って囁かれた。


･


･
「ン、ぁん、ぁん、はぁん、ぁん、イイ、ぁあ…、」

ぐっと広げられ、リズミカルに深く強く突き上げられ、前立腺ひたすら擦られて…。
ガクガクと全身を揺され、唇を何度も乱暴に塞がれる。
「ンン…――ｸﾁｭ…、ン、ン、ふぅ……はぁー――……」

「――聖、今日は有り難う、―――大好きだよ、大好き…、大好きだ…」
「俺も！好き、好き…は、あ…イッちゃ―――――は、ン…ん――…――…………」

背中にきつくしがみつきながら俺はイッた。

―――頭ン中……


真っ白……

長沢も俺の脚を抱え、激しく出し入れをして奥深くで精液を吐きだした。
･

･

「――はぁ…、はぁ……、ﾊｧ…、ぁ…ぁ…」

長沢はくたりと躰の力が抜けた俺を抱き起こし、唇に短いキスを落としてきた。
「聖可愛いかった…、フフッ、たまには場所かえるのも有りだね」

「…もう…、力はいんない……」

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